初春のお慶び、青い小鳥

新年明けましておめでとうございます。

ブログの説明のところに、このブログ「毛布」について改めて書いてみました。
「安達茉莉子による、この世のどこかにいる誰かに向けたコミュニティラジオのような、ブログです。」
去年復活させたブログは、そんな場所として綴っていきたいと思います。

去年、私の心の友である人に、彼女がずっと昔に作ったプレゼンを見せてもらって、その中に出てきた、NYのあるコミュニティDJの写真スライドを見て、大きく共鳴。
これだ、という気がしました。
毎朝、コミュニティ(まちの仲間、とPPTには書いてあった)に向かって語りかける黒人DJ。

多分私がしたいと思っていることはこれなんだろうな、と思います。
誰が聞いているかわからないけれど、誰かに向けて話す。そして、それはきっと、きこえている/きいてくれている(heard/listening)。

コミュニティ、という言葉。それは地縁によるつながり、と言うよりは、私の場合、精神の水脈を共にするようなつながりによるものなのだと思います。
バーチャルじゃなくて、実体。
だけど、多分お互い会うことはないでしょう。

そんなDJまりおとして、今年はたくさん書いていければと思います。



そんなことをブログに書こう、と今朝洗い物をしながら思い付きました。

水を触っていると不思議とイメージが湧いてくる。
洗い物は嫌いで面倒で、でも今年明けて数日はなんだか、チャカチャカとこまめに洗っている。(自然乾燥だけど・・・)

年末に、去年あるプロジェクトであって仲良くなった人が、「自分と神様の約束事を作って毎日やるといいよ」と言っていた。
それはその人にとっては「毎日部屋を出るときにベッドメークしていく」ことだと。

その人は雰囲気や佇まい、喋り方もすごく優しくて柔らかく、芯があるのに揺らぎを内包していて、私はとても素敵だなあと憧れを抱く、好きな女性。お顔もとても可愛いのですよ。

そっかあ、と思って、なんとなく落ち着いた私の約束事が、「流しにものをためないこと。」
年末から、そんなに好きではなかった食器自体をかなり減らして、洗わざるを得ない環境にしたりもしていたこともあって、なんとなく去年よりはいつもすっきりしているかな。
でも新年早々早速何度も守れていないけど、なんとなくの神様と私との約束はそれ。

神様、とさも当然のように書くと、(あ、そっち系の人か・・・)と思われるかもしれないけれど(そして思われても別にいいけど)、決まった宗教はありませんが、何かしらの信仰心(faith)は人にとっての支えになるとは思っています。

何か自分より大きなもの、そんなものはあるなと思っていて、そういうものに守られてきているなあ、とは昔から感じていました。
(そういえば、実家にいた時も、小さな頃から仏壇や神棚にご飯を上げ下げするのは私の係で、そのついでによくロウソクの光は何て綺麗なんだろうと見つめながら、お祈りをしていました。幼児なりに・・・)



洗い物とか、シャワーとか。
海に行ったりすると、それこそ流れるみたいに頭が勝手に整っていってくれる感じがします。
ちょっとした瞑想状態にもなるのかな。
今朝、もう一つ脳裏に浮かんだのは、「完成させよう」です。

何かにつけて完成に時間がかかる癖があって、完璧主義だったり、もう少し時間をかけたら完璧にできるというある意味の逃避。

もっと完璧なものはできるかもしれない、でもマフィンは今出さないといけない。
(唐突なマフィンの喩え)

今食べられるものの方が嬉しかったりもする。そんな風に、今年は出してくのがいいんだろうなあ、そしてそのために自分を妨げる心理的なものは、なるべく消失させていきたい。
・・・でもそれが難しいなあ、と考えた時に、目の前にスライドが差し込まれたみたいにさっとイメージで出てきたもの、それは鳥でした。

綺麗な、軽やかな、青い小鳥。

手の中でその鳥がビチビチと羽ばたきを始め、そっと手を開くと、ことりはそこから飛び立っていくような。

「完成させる」というのは、今年はそんな小鳥が飛べるまで、掌中で作り育てるイメージ。
鳥は自らに力がありそうなので、適切な状態になれば、勝手に飛翔していってくれる。
多分私がすることは、それが形になるまで、実際的な作業をして、形にすること。(日本語おかしいけれどそんな感じ)

完成させよう、と意気込むと肩に力が入るけど、
鳥だと思うとなんだか力を共有しているような感じがするので、ちょっと楽。

・・・かもしれない。だといいな。

まあいずれにせよ、そんな風に、今年はいろんな鳥を飛ばせていきたいです。
(酉年だし…)

生産的になろうとしすぎるとしんどく、ただただ自分自身の中にあるものに適切な形をとらせてあげられるように、そしてそれが飛んでいけるように、そのために今年はエネルギーと時間を使っていきたいです。

 

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