「気負わないことだよ、人生を愛してればいい」

またブログに時間があいてしまいました。

6月にマルシェから、7月はドタバタ、8月に入ってからは色々ありつつ、ふと今日は静かな夜。




7月。誕生日を迎えたのですが、なんというかまた大きな刷新を経験していたと思います。

実は、疲れ果ててしまっていた自分に気づくということがあって。
周囲から見ると普通に元気そうだけど、内面は枯渇してカラカラで、それを自分でもわかってて焦ってるけどどうしたらいいかわからない、という状態でした。

疲れ果てていたというのは内面のことで、誰にでもあるのかな。

例えば、何かチャレンジするときにちょっと無理をしてしまうようなこと。
「本当は怖い」
「本当はもう疲れてる」
「本当はもう何もやりたくない」

そういうのを無視して、先へ先へ…そうやって毎日をなんとかやっていくうちに、気持ちも内面も置き去りになっていたのだと思います。

水がたまる「器」を広げようと掘って掘って掘削して、それをやりすぎて器に傷が入るということをやっていたのかもしれません。


7月半ばの誕生日のあたりで、しみじみと、ああもう以前の私とは違うんだ、ということを感じました。
前に平気だったことは今ではもうできない。
3年前くらいの自分と今の自分は全然違う。
フリーになってからと、それまでとは全然違うわけです。

体感からすると、生まれたばかりという感じ。
ウミガメの子が卵から孵って海を目指し、大きく育つまでにたくさん命を落としてしまうというのをなんとなく思いました。

具体的に言うと、絵も文も書けなくなり…。
このまま行くと何にも興味がなくなるのも時間の問題、ということを感じていました。
(これを書いてる今はもう大丈夫です)

あまり人に相談する方ではないのですが、この時ばかりは人に吐露したり相談したり。

魔女の宅急便でキキが飛べなくなった時にウルスラさんが言った言葉「何もしない、したくなるまで待つ」というように、

ただひたすら器の傷がふさがるのを待つような時間を過ごしました。

寝たかったら寝る、頭で考えないで自分全体で感じる、シーツを変える、それを感じて、喜ぶ、好きな服を着る、本を手にとって開く、映画をつけてそれを見る、夢をたくさん見る、やることはなんとかやって・・・

ただ生身の人間として、それを感じるだけ。

パウロコエーリョの本にあった「言葉をともなわない祈り」に近い感覚。
「言葉をともなわない毎日」というのをやってみて、すごくすごく楽でした。

そうすると不思議で、「何もしない」といいつつ本をまた読めるようになったし、懸案事項であったいろんなことも、スルスルと決まっていきました。

例えば、9月〜10月のロスト&ファウンドでのグループ展の作品コンセプト。
キュレーターの未希子さんのアドバイスもあって決まりました。
またおしらせしますが、普段あまりあえて語らない部分について、出そうと思います。

11月にはひるねこBOOKSさんでまた個展をさせてもらいます。
うーん、何をしようと頭を悩ませていたのですが、スッと決まりました。
ずっと自分の中で生まれてきていた小説を形にして発表できたらいいなと思います。
湖の話です。


「器」はどうやら継がれ、そんな毎日からじわじわともらって少しずつ水が戻ってきてる感じ。
ワンピースをおろしたり、セールで夏服を買ったり、一方靴が壊れてビーチサンダル(ギョサン)を買ったり、心の向くままいろんなところに顔を出してみたり。

ただ生身でいいんです。
何も証明する必要なんてなくて、
言葉を失ったように毎日を生きるその中で奏でるように書いたりものを作ったりすればいい。
それがよく響くように、それだけ願っていればいい。

りんご飴。もう大人だし小さいので良いと言いながら大きいのを買った

北海道支笏湖のマフィン屋さんから誕生日プレゼント。
コーヒーカップ&ソーサーは広尾で開催されてた北欧蚤の市でゲット


書肆スーベニアさんオープンおめでとうございます!
ZINEを扱ってもらっています!

青いカバさんでZINEのお取り扱い始まりました。
海外文学や詩集、戯曲など品揃えが本当にツボ。ドツボ。

イラストレーターのsuyama natsukiさんの展示でいただいたステッカー。
本当に大好きで、心が潤った大きな1日の一つ。

浅草・田原町のReadin' Writin'さんでZINEとグッズのお取り扱い始まりました!
天井が高く、本が語りかけてくれるような、夢のような本屋さん!

ドキュメンタリー作家や映像関係者が集いに集う、BUG NIGHTに行ってきました。
11月にドキュメンタリーフェスをやるそうです。
去年登壇させてもらったご縁で、私もまた登壇させてもらいます!

横浜トリエンナーレ。最高に面白かった。
 Prabhavathi Meppayil "yt/forty two"

Paola Pivi "I and I(must stand for the arts)"


どどっと写真。
ブログはもうちょっと頻繁に更新したいな。

繋がりたいという気持ち、交信したい気持ち、そんな気持ちはそれこそずっとあって、それだけは確かなものとして、自分の中に今生まれてきているもの、自分が今通り過ぎているもの、それだけを感じていればいいと思うのでした。



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